日本の女性風俗史

服飾史資料

日本の女性風俗史 The History of Women's Costume in Japan (紫紅社文庫)

文庫本サイズなんですが、フルカラーで古墳時代から江戸時代までの女性の服飾が、なんと写真で掲載されています!

昭和59年に京都で「染織祭り」が行われ、その時に歴代女性風俗行列が行われたそうです。
埴輪や像、絵画や壁画などの歴史資料から復元して、実際に着用できるようによみがえらせたというすばらしい試みですね。
そのときに実際に着用した衣装を、ひとりひとり大きく写真でとらえています。

おかげで色彩や文様、小道具や髪型など視覚的に捉えることができて非常にわかりやすい。

1.古墳時代
2.奈良時代
3.平安時代
4.鎌倉時代
5.室町時代
6.桃山時代
7.江戸時代前期
8.江戸時代中期
9.江戸時代後期

という構成になっている。

身分も、宮女から市女、侍女、遊女などバラエティにとんでいるのもうれしい。
合間には実際の資料である絵巻や現存している着物などの写真もちりばめられている。

これで1200円は正直安いと思います。男性衣装版もほしかったな。。

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