書庫:読書ログ

小説・エッセイ

海外小説

ポトマック―澁澤龍彦コレクション

この文章の意味を「理解」しようと読み進めていくと、とてつもなく難解で、同じ所を何度も読み返しては考えこむどつぼにはまってしまう。抽象画や見知らぬ記号を眺める感じ、意識を向けなくとも流れ続けるBGMのような感じでさらりと読んでいくことにした。...
ノンフィクション

チェッカーズ

恐らく出版された当時は「暴露本」としてメディアに取り上げられて騒がれたんだろうなと思う。だろうな。。と言うのも、熱烈なチェッカーズファンだったにもかかわらず、解散して結構経つこの時期は、リアル生活のほうが何かとざわついていてテレビもほとんど...
国内小説

友達・棒になった男

安部公房らしい、非現実的ながら妙に身近なイメージがぎゅっとつまった一冊。戯曲の台本形式のため、最初は読みにくさや違和感を感じるかもしれないけど、読み進めるうちにいつのまにか惹きこまれて自然な感じで読める。一般的には、背景とか情景とかそうなっ...
海外小説

ソドム百二十日(澁澤龍彦訳)

バスティーユ投獄中に書かれたものらしいが、サドの作品にしては精彩を欠いてるなと感じました。この「ソドム百二十日」に関しては、ぶっちゃけ最後まで面白みを感じられなかった。作品的には、ありあまる財産と、傲慢で冷たい魂を持った4人の権力者が、この...
国内小説

伊豆の踊子

伊豆には昔からいろいろと縁があったのだが、今まで読んだことがなかった。そういえば、「特急踊り子号」が走り、バス「伊豆の踊子号」も走り、子供の頃から川端康成といえば「雪国」よりも「伊豆の踊子」の方が頭に叩きこまれていた。伊豆の中央を抜けるよう...
海外小説

大胯びらき(澁澤龍彦訳)

澁澤氏訳でこの題名だと、なんかエロス系と勘違いされそうだが、実はバレエ用語から来た名前で内容は思春期の微妙な様相を描いている作品であった。表題の作品は、空々しく、美しく、未完成で屈折した様を詩的に誇張した比喩的な表現になっている。その為、最...
海外小説

毛皮を着たヴィーナス(種村 季弘訳)

俗にサド・マゾと言われるマゾヒズムの語源、ザッヘル=マゾッホの代表的な作品。サド公爵の作品の方は今までにいくつか読んではいたが、一口にサドだからサディズムな作品とも言い切れず、マゾヒズム的な要素もふんだんに見られた。そしてこのマゾッホの作品...
ミステリー

他人事

平山さんの著作は初めて読んだのですが、これは怖い。。。ホラーとかオカルトと言ってしまうにはちょっと違うし、ミステリーでもない。人間の心の奥に潜む病魔。救いようのない闇。どこかが壊れてしまった人間ほど恐ろしい物はないと感じさせられます。短編集...
ノンフィクション

ゴヤ1スペイン・光と影

正直なところ、今までゴヤの絵画に興味を持ったことがありませんでした。しかし、現代では巨匠の一人にあげられる芸術家が、どのような人生を送ったかにはちょっと興味を惹かれました。美術館、特に特別展などの時には 経歴について説明書きはあれど、どうも...
時代物フィクション

死者の書・口ぶえ

国学・民俗学の研究者としては著名な折口 信夫氏が、普通の小説も書いていた。というところに興味を惹かれて手に取りました。信仰や風習、伝説等は確かに空想的なものではあるけれど、研究となると、社会背景を捉えながら現実的に解釈してゆくものだから、自...
国内小説

坊っちゃん

昔、夏目漱石の作品に何度かチャレンジしたが、いつも最初の数ページで寝てしまい、まともに読めたことがなかった。おそらく旧文体が読み辛かったせいもあったのだろう。最近はそういう昔の作品も現代語版がたくさん出ていて、いい世の中になったもんだと。確...
海外小説

星の王子さま

あまりにも有名な名作なのに、今まで読んだことがありませんでした。なんせ自分の幼少時代と言えば、江戸川乱歩とか、コナン・ドイルとか、マザーグースとか。。。(苦笑)しかし、先日友人にすすめられて大人になって読んでみてもいい話だよと。題名からして...
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