もはや有名となった「ガリレオシリーズ」の第4弾。以前読んだ「ガリレオの苦悩」と同時に発売されたものです。
とはいえ、やはり自分ではなく相方が買ってきたものですが
TVドラマの影響で、どうしても湯川准教授といえば福山雅治さんの顔が浮かんでしまう。イメージ定着ですな。草薙刑事と言えば北村一輝さん、内海刑事と言えば柴咲コウさんね(笑)
もはや作者の方でもそれを踏まえているようで、作品中で湯川が福山雅治さんの曲を聴いてる場面まででてきてしまったのにはもはや。。。(^^;)
内容的にはやはり、一般ピープルには思いも浮かばないようなとんでもない手段で犯罪がおこなわれます。
最初から犯人を示唆してしまってるのだけど、その方法がわからないと。敢えて推測することすらもうあきらめてます(笑)。
へたに考えると、逆に「もしやこの人がなんかしらのトリックを。。。」と見当違いな方に容疑を向けてしまったり(ーー;)
草薙刑事の微妙な気持ちが全体を包み込んでいるため、彼に感情移入しちゃったりすると、仕事熱心なひたすら真実のみを追い求める内海刑事の動きが非常にいらだたしく思える。「おまえな〜、もうちょっと人間らしい思いをもって。。。」と。
刑事としては感情に振り回されずに事実のみに目を向けるという行為は確かに正しい。
けれど被害者の行動が人間としてひどいやつだと思うと、どうも自業自得なんだから。。という気持ちになってしまう私はそういう職業には不向きなのだろう。
しかし、女の執念は怖い。