この間、知床へ行った時に、より知床の自然を楽しもうと購入したもの。
知床は半島から周辺海域まで大自然がそのまま世界遺産。陸海空と四季を通して様々な動植物が棲息しています。
この本はハンディな大きさでありながら、写真いっぱいのフルカラーで知床に絞っているので、特色がつかみやすく見た目にも美しく楽しい。
「山の章」では、火山活動により半島が形成されていく様子や、知床独自の珍しい高山植物、現在も火山活動が続く硫黄山の様子等。
「森の章」では、人が踏み入ることが許されていない、半島に広がる動物王国の森を、ヒグマを中心に(世界でもトップクラスの棲息密度を誇っている)エゾシカ、エゾリス、エゾモモンガ、野鳥等、その観察方法や食物連鎖など。どういうところに注目すればいいのかわかります。
「草原の章」では、かなり人里近くにまで出没するエゾシカの1年や姿の移り変わりに、季節に寄って訪れる渡り鳥たち。
「川の章」ではヒグマやフクロウなどの貴重な食料でもあるサケやカラフトマス、産卵の様子など。
「海の章」では、流氷とともにやってくる、天然記念物のオジロワシやオオワシに、夏にはクジラにイルカにシャチなどもやってくる!!もはや日本とは思えない(ーー;)
後半には知れ近周辺の見所が、詳しい地図つきで載っているのでガイドブックにもなる。
ポケットサイズの知床図鑑といった感じで、自然観察をする上で勉強にもなります。