宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学

天文学映画

宇宙戦艦ヤマト2199でわかる天文学: イスカンダルへの航海で明かされる宇宙のしくみ

アニメの宇宙戦艦ヤマトに描かれる宇宙の様子を、天文学の実際と照らし合わせながら解説する本。
ヤマト2199は私も觀に行ったが、タイミングの関係で全編は見れていないので、全ての場面にピンとこないところはある。

かなり噛み砕いて、フルカラー画像もふんだんに使用しているので、理数系の人には非常にわかりやすい解説になっている、、かもしれない。

と、いうのは、やさしく解説していても、専門用語や計算式、物理学に単位や計測方法などがさらっと出てくるので、完全文系人間にとっては、それらが出てきた時点で思考回路がストップしてしまい、理解しきれないのだ(笑)

力学や質量や電波レベルの話はわからなくとも、そこに恒星が存在していて、宇宙の生成の神秘があり、生物の可能性のありやなしやなどは面白いわけで。

それに大雑把にでも科学的な根拠が捉えられれば、ヤマトがどれだけ天文学的知識に基づいているか、さりげなく描かれた背景や、何気なく立ち寄ることになった惑星がどれだけリアルに近いものなのか、今までそれほど目に止めなかった部分に興味が湧いてくる。
もう一度見直してみたくなる内容である。

また、話は飛ぶが、古代恐竜時代には謎の絶滅期が少なくとも二回ある。
大気の生成が変わって気温が大きく変動したとか、隕石の落下なども説の一つだが、それらも地球の付近で超新星爆発が起こった可能性も考えられないだろうか?
完全に死の星となってはいないので、ある程度の宇宙放射能に耐えられた種が生き残ったとか、、などと妄想も膨らむのである。

良質の紙を使っているために、明るいところでは光に反射してしまい読みにくい時もあったので、ツルツルピカピカの紙じゃない方が良かったかもなあ。

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