あのテーマ曲が流れるとわくわくするが、私は実はジャスト世代ではない。
TVで見た覚えはあるのだけど内容は全然覚えてないや、、というぐらい幼かったはずだがそれも再放送であったようだ。
それでもあのテーマ曲とカウントダウン、動きまわる人形たちとジオラマの世界は深く記憶に刻まれており、逆にこのCG世代になってからこそ、激しい郷愁のようなものに駆られてDVD BOXを揃えてしまった。
やはりおもしろい!日本放映から48年後にはまってしまった。
マニアな人には知ってて当然のことかもしれないけれど、話は知ってるけどその背景や深い世界観はよくわかってなかったという私のようなレベルには最適な入門書だと思う。
「サンダーバード大全」とはなっているが、前半はジェリー・アンダーソンを中心としたスタッフたちの制作した番組の作品紹介となっている。
ほぼ知らない作品ばかりだが、サンダーバード含め私が生まれる前の作品がほとんどだから当たり前か。
わずか数人の立ち上げ時から、同じスタッフで長年タッグを組んで、深い信頼関係をベースに当時としてはクオリティの高い素晴らしい作品を生み出してきたのだなとわかった。
サンダーバード以前からも、またそれ以降もマリオネットとジオラマSF作品をこんなに制作していたとは!
新たに見てみたいな〜と思うものがいくつもあった。
サンダーバードについては、メカ・キャラクター紹介がやはり嬉しいね。
TB1〜3号、ペネロープの乗るFAB1など主要機はもちろんだが、ほんの1話か2話しか登場してないマシーンがこんなにあったとは!
そのためだけにわざわざ1台ずつ制作してたことを思えば現代では考えられない。。。。
ほぼモノクロで、カラーはほんの一部しかないのが残念だ。キャラクターたちと各種機体の紹介部分がカラーだったので、まあ良しとしよう。
放映された全32話のストーリー解説が圧巻です。
正直DVDで見直した感じでは「これは喜劇なのか?」という妙なB級映画っぽい楽しみ方をしてたのだけど、ストーリーとして読んでみるとごくまじめにシリアスな内容に思えるから不思議。
「解説」として細かい構成や見所、工夫なども記されているので、もう一度見直してみたくなった。
しかし誤字脱字誤植が私のブログなみにひどい(笑)
呼んでる途中で何度も「ブっ!」と吹き出してしまった。いったい校正チェックとかしてから出版されたのか謎だ。