海。
どう考えても違う景色なのだが、私のなかでは「江ノ島」として認識されている。
表浜という一般的に人が訪れる側と裏浜という背後から回り込むようになっている人気のない岸壁側がある。
この2つの浜は大きな洞窟でつながっていて、私は裏浜をたどって洞窟へ向かおうとしている。
裏浜は岩場になっていて、強い波がうちつけているのだが、その岩を伝って洞窟へ入るには、大きなひとつのごつごつした岩が立ちふさがっている。
そこを上から乗り越えようとしたら、自分の背丈よりも高く滝のように水が流れ込むようになっていてかなり危険だ。しかしここを超えなければすすめないので周りをちょろちょろしていたらすぐ脇が通れる細い隙間があったのでそこから伝い降りた。
洞窟の中には大きな潮溜まりがあって、南国の海にいるカラフルな魚達がいっぱい泳いでいた。
いつの間にか持っていたカメラでそれらの動きを追って接写しようとしている。動き回るのでなかなか思う写真がとれない。
夢中になって岩から乗り出して、ふと気づくとすぐ隣で小学校の頃思いを寄せていた子が同じようにカメラをかまえて写真をとっていたので、ちょっと場所をゆずってあげた。
エビやらカワハギやらナポレオンフィッシュみたいのまでいる。
しばらくして洞窟の反対側に明るく見える表浜の方にむかっていった。。。
そういえばまったく違う夢で以前にこの浜辺は訪れた記憶がある。