今朝方近くに、連続で悪夢を見た。
悪夢と言えば、猛獣や異星人に追いかけられたり、生きたまま引き裂かれたり、隠れても自分だけ見つかったりいろいろなパターンがあるけれど、今日は基本が一定していた。
リアルと結びついている。
今居る自宅の今居る寝室そのもので寝ているのだが、どこからともなく忍び込んでくるのだ。
小さな人間たちが、私が布団で寝ているところを引き摺り下ろして、そのまま引きずって連れ去ろうとしたり、見知らぬ顔色の悪い人間が顔を覗き込んだり、凶悪な連続殺人鬼が枕元に忍び寄ってきたり。。
なぜか本能的に悟っていたのは、これらがすべて、生きている人間ではなく、あの世から来たようだということ。そちらの世界に連れて行こうとしているということ。
そこで、とりあえず思いつく限りのお経を唱えた。
「南無阿弥陀仏。。南無阿弥陀仏。。」「南無妙法蓮華経。。。」「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空…」(←宗派も全部違うのだが)
実は十代の頃、異様に敏感になっていた時期があって、金縛り+幻聴、人の気配、浮遊感覚、話しかけてくる影、ありえない方向からの集団での話し声、何度寝かせて隠しても起き上がる人形、消える人形、等、様々な恐怖体験が何年も続いた時期があった。
で、親がクリスチャンであったため、一番なじみの深い祈りを繰り返し唱えて去ってくれるように願ったのだがいっこうに効き目がなかった。そこで何度か「南無阿弥陀仏。。南無阿弥陀仏。。」と唱えていたら去ってくれたことがあって、ああ、日本の彷徨うものには異国の祈りは通じないようだと(^^;)
夢の中ですらすら唱えている状態=脳内題目ではどうもだめで、必死に開きにくい口を動かして、一言一言吐き出すように唱えだすとようやく去って夢から覚醒する。
。。。。これね、何度かすでに経験してる感覚で、おそらく「寝言のような感じで寝ながら実際に声をだしている状態」であったと思われる。そして自分でもそれに気づいていて、敢えて実行していた。
相方が居ればさぞ不気味だったろうが、ひとりだったので。
まあ、抜け出したと思ったら、また次の悪夢へと引き込まれていったので6度くらい繰り返したかな。うろ覚えのせいもあるけど、般若心経は思い出して唱えようとするとなんだか妨害がはいるようで、文字の並びがおかしくなって、スクランブルがかかったようになって唱えにくかった。唱えられないと嘲笑うかのように悪夢が跋扈する。
そこで結局一番単純でなじみが深い「南無阿弥陀仏。。南無阿弥陀仏。。」でなんとかしのいでいたが。。
悪夢の繰り返しはとにかく疲れる。というか、実は夢でさえなかったのかも?(^^;)