GoTo 海野宿・小諸

05 甲信越国内長野県

翌日はいけだやでおはぎを買った後、小諸方面へ向かった。
気持ちよく晴れ渡った空に山並みに低く朝霧がかかって美しい景色だね。

まずは北國街道の海野宿へ。
中山道と北陸道につながる信州の重要な脇街道でした。

江戸~明治時代の伝統的な家並みが偲ばれる重要伝統的建造物群保存地区となっています。

福島の大内宿も重要伝統的建造物群保存地区の宿場町だが、あちらは茅葺き寄棟造りでだいぶ趣が違う。

川越や佐原、高山などの方が雰囲気が近いが、あちらは商家の重要伝統的建造物群保存地区なんだよね。

「海野格子」と呼ばれている細かく装飾的な格子組も見どころ。
後は木曽の方もいつか行ってみたいな。

今まで見てきた中でも、かなり雰囲気が良く景観が整備されているところだと思う。
伝統的な建築に興味があればたまらないスポット。

「うだつがあがらぬ」の元となった「本うだつ」「袖うだつ」という屋根に取り付けられる小屋根つきの土壁装飾も見られます。

千曲川のそばには白鳥神社があります。
奈良から平安にかけての創建という大変古い社で、日本武尊・貞元親王・善淵王・海野広道公の四柱を御祭神として祀ってます。
そしてこの神社前の千曲川の河原は木曽義仲が挙兵して、木曾衆・佐久衆・上州衆など3千騎を集結させて北陸へ進んだ地であるそうな。
残念ながら河原は護岸工事の真っ最中で降りられなかったが。。。

ただ、この海野宿、ほとんどが普通に生活している民家のようです。
時間が早かった(11時前でしたが。。)せいか日曜日でもお店らしきものもほぼ開いておらず静かでした(^^;)
すごい整備されているのに観光地感がないという。

ある家の前にはアマビエ様の砂像が鎮座しておりました。

たまらなく素敵な英語教室なんかもありましたよ。この土蔵の色がたまらん!

ここから小諸城址・懐古園へ向かう。
小諸城はその城郭が城下町よりも低い場所に位置する「穴城」という珍しい形式。てか日本で唯一とか。

武田信玄の元で山本勘助らが縄張りし、後に織田信長の武将滝川一益の領地となり、徳川、北条、上杉、真田などがてんやわんやの後に徳川の武将仙石秀久が小諸城主となったと。

そして何より知名度のある逸話は、関ヶ原の戦いの時に「第二次上田合戦」で上田城で真田軍がまた徳川軍をはねつけた際に、徳川秀忠の東軍が陣を構えたのがここ小諸城であったこと。そのせいで天下分け目の戦いに遅参しちゃったんだよね。

だから上田城とセットで行くと、攻める側と守る側の両方が見れて想像が膨らんでおもしろい。
とはいえ当時のままの姿が残っているのは石垣くらいなんだけど。

なんだけどぉ~~~~。
この石垣の野面積みがなんともワイルドで荒っぽさもあって石垣好きな人にはたまらないだろう。

こんな低地に立てた城なんて大丈夫か?と思いがちだが、周囲は結構深い谷に囲まれていて、千曲川の流れも近かったりする。

水の手展望台から眺めると地形を利用した要害だったんだなあとわかる。

崖側からはなかなか攻めがたいから、守るべきところも集中できたんだろうね。

そして、ここ懐古園の敷地はかなり広いw
い小さな美術館や資料館が複数あり、動物園や遊園地も含まれてます。共通券ですべて入れます。
ただし現在は動物園が改装工事中で入れなかったのが残念。
小山敬三美術館は知らない画家だったけど、浅間山の雄大でダイナミックなタッチは良かった。

ぐるりと回って本丸跡へ。

現在は懐古神社が建っています。
牧野氏の歴代藩主の霊と共に天神様すなわち菅原道真公が祀られてました。

勘助さん愛用の鏡石というものがあったり

苔むした噴水池がかわいい

石垣の上も歩けるようになっています。

うは、天守ちっちゃいな。思ったよりもかなり狭い土地でした。

元々城下町より低い位置なわけで、天守の石垣に上っても周囲を見下ろせるような高さではない。
天守閣を築いてようやくある程度見える感じだったんだろうな。

思っていた以上に広く見どころがあったため、かなりお腹が空いて来たので踏切を渡って「そば蔵 丁子庵」さんへ。

そばが来るのを待ちきれず、野沢菜のおやきもいただく。薄皮にぎっちり中身が詰まっておいしかったです。

小諸蕎麦と言えばくるみ蕎麦。
ちょい前にちょうどテレビで紹介されていて、それにしようと思ってたのだが、ついおいしそうに見えた葉わさびざるそばを頼んでしまった。
相方がくるみ蕎麦を頼んだので味見したが、思っていたように甘くはなくて、つゆのしょっぱさの方が勝っていた。

やはり細目でコシが強いタイプのしっかり噛み応えのあるお蕎麦でした。
懐古園目の前の草笛さんも行列ができて人気でしたが、ちょうどその前に大きな工場のようなところを通ってきたので、なんとなく引いてしまったのだ(^^;)

小諸にも北國街道は続いていて、街並みはちょっと残されてはいたのですが、やはり駅周辺ということで風景が近代化されていて海野宿のような風情はなかったです。

そして駅近、踏切をはさんでぽつんと重文の大手門があります。

廃藩置県後は建築物が払い下げられ、この大手門は料亭や小諸義塾の仮校舎として使用されていたそうな。
復元修理されたのは、平成になってからなんですな。

だいぶ歩き疲れたので、甘いものとお茶で一休みしたくなった。
その場で検索して最初に行ったところは本当にお茶しかなく、次に行ったところは昔ながらの純喫茶風でパフェが豊富だったんだけど、ちょうど同時に来たお客さんでほぼ満杯。
仕方なく駅前まで戻ったところ、見た目は昔ながらの喫茶だけど「東京人もびっくり!!絶品!生クリーム」の文字に惹かれてほんとかな?と入ってみたのが「ティーサロン 寿徳」

。。。。嘘じゃなかった。

普通のケーキとかはなくて主にトーストなんだけど、甘さ控えめなのに濃厚でしかもあっさりしていてめっちゃおいしい!
相方は小倉クリームトースト、私はクリームラスクケーキを頼みました。
ラスクはほんと薄くてカリカリでほぼクリームを食べてるようなんだけど、あっという間にペロリともう2-3皿いけそうw
セットの紅茶も選べるので、久々にディンブラを飲みました。
あーこの生クリーム近所に欲しい!!

宿の飲み物代とおはぎとお蕎麦でGoToクーポンは使用しましたが、まだ余りがあったので駅前の「停車場ガーデン」で最後に焼き菓子類を購入して完了。

今回のクーポンは食べ物ばかりでした(*´艸`)〃モグモグ

タイトルとURLをコピーしました