東海村 原子力科学館

03 関東国内茨城県

やや認知度が低いようなんですが、福島の原発から南下した茨城の東海村にも原発関連施設がいろいろあります。
東海発電所の方はH10年に運転終了しており、H13〜解体開始。(原子炉本体の解体工事は2019年度〜2024年度予定)
東海第二発電所は東日本大震災により被災してから停止中で、再稼働反対運動も続いてる模様。

よく前を通るんだけど、まだ一度も立ち寄ったことのなかった「原子力科学館」。
一度覗いてみないと毎度気になってしまうので、ほぼ人がいない時間に立ち寄ってみました。

入館料は無料。ただし、入り口で記帳を求められます。

順路に従って、すぐに2Fへ向かいます。
ちょっとしたパネル展示や回転錯覚アニメーションなどの簡単な実験器具があります。

通路に沿って進むと、半ばあたりに正面に大きなスクリーンがあってボタンを押すと映像が始まります。
が。。。座ると目の前が手すりで見辛い上に、白のスクリーンの真下の展示照明がまぶしすぎて画面が白飛び。
結局ほとんど映像が見えないこの仕様はどうにかしないと(ーー;)

多分2Fはこの映像がメインなんだろう。そのまま階段で下に下ると元素記号の一覧が。
パネルの一つ一つをくるりと回すと元素記号の名前などが書いてあります。

飛行場の手荷物検査でおなじみのX線。見本のバッグや自分の所持品を通してモニターで見ることができます。

主にパネル展示なのでお子様なども飽きちゃいそう。

その中でも興味を持ったのが「霧箱」
大気中に自然に降り注いでいる放射線を視認できる装置らしい。

α線、β線、宇宙線などそれぞれ形状も違うんだけど、刻一刻と微妙に変わるので見ていて飽きない。
これ、リビングのテーブルとかに仕込めたら、ずっと眺めていそう。。。

ちょっとした遊び的な実験もあるんだけど、結構壊れてたり動かなかったりもある。

霧箱

現在の周辺の放射線の状況モニターとか。

外出て隣別館の建物では、1999年9月30日に起きたJCO臨界事故の当時の模様を映像とパネルで説明してるコーナーがあり。
どんだけ知識も半端で杜撰な管理だったのかが判明して怖いですよ。

そして、なぜかなんの説明もなく、ひっそり恐竜化石が置いてあった。この周辺で発掘されたのか?わからん。

ぶっちゃけると、そう楽しみながらわかりやすく学べると言うほどではなかったが、今問題になっている原発について基礎的なことを知りたい方には良いのかもしれない。

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