兵庫:城下町 ホテル EN(旧木村酒造場)

07 近畿兵庫県国内

天空の城 竹田城を早朝みるために、前日夕方姫路から竹田城の麓に移動して宿泊することにしました。一番直近に位置していたのがこの「ホテル EN(旧木村酒造場)
山腹の駐車場も近いし、登山する気なら、歩いても竹田城に行かれる絶好のロケーションです。

そして何より雰囲気が私の好み。温泉でもないのにちょっとお値段は張るなぁ〜とは思いましたが、実際宿泊してみて、ロケーションに加えて宿の方の心遣いが押し付けがましくはないけど行き届いた非常に居心地の良い宿。
過去宿泊した中でもおもてなし度ベスト3に余裕で入る想像以上に満足度の高い宿でした!

こちらが母屋ですが、旧木村酒造場ということで、昔は酒を作ったり貯蔵したりしていたことからとにかく敷地は広い。同じ敷地で隣は古民家園のように公開していたり、情報館、マルシェ、ワークショップなどの総合施設になっています。

入り口がホテルのロビーという感じはまったくなく、旧家の縁側から足踏み石に靴を並べてちょいとあがるという感じなので、こじんまりとしていてかわいらしい。

まず、チェックインしたら、お茶とお菓子のウェルカムサービスがあるとのこと。
まさに「蔵」のところがお風呂になってますが、その前の通路を抜けてレストラン&カフェの建物へ。

カフェコーナーも、椅子、畳の座椅子、ソファなどいろいろなくつろぎスタイルがあり、太い梁の天井と砂壁と薄暗さが落ち着く空間を演出。

プチデザートの盛り合わせと、おいしいアイスココアで疲れを癒しました

この時期樹木が生い茂って見えづらいけど、目の前の山の上が竹田城。冬とか葉が落ちた頃にはくっきりと見えるそうです。

最大で1日4組までなので、木造でも騒がしいということはない。休日前だったので多分2組ぐらいしかいなかったようで、いつも貸切みたいな状態でした。
一応事前に部屋は決めていったのですが、他の部屋も空いているから見て好きなところを使って良いと言われ、お部屋内覧してまわった結果、こちらに決定(予約と結局変わった)

手前畳で奥の部屋がベッド。
座椅子や座布団の代わりにビーズクッションがなかなか快適。各部屋にエスプレッソマシーンと専用コーヒーもついてました!
欄間と襖が素敵なこのお部屋は元貴賓室だったとか。なにげにテーブルもかわいい。

洗面所とお手洗い(左)。こちらも純和風で良い雰囲気。

お部屋には、可愛らしい浴衣と、風呂行くときの籠バッグ。タオルに歯ブラシに、、、なんと、この和布巾着はお持ち帰りOKのプレゼント!100均にあるようなちゃちい作りのじゃありませんよ〜〜〜。

客室が少ないから、お風呂も貸切。他の人がいたとしてもちょっと時間ずらせばかぶることもなく、悠々はいれるのが良い。
これで温泉だったらもはや言うことなしなのですが、昔ながらの薪で焚いているというこだわりようです。そこそこの広さもあり手足をゆっくり伸ばせます。

夕食は先ほどのカフェと同じところにあるダイニングへ。天井高くて開放感があります。

お料理は、地元の素材を活かしたフレンチスタイル。目にも美しく、シンプルに本来の味を引き出している感じで、量も多すぎず全部がおいしい!

少量ずつが嬉しいが、それでもお腹いっぱい。コーヒーとケーキが出た後に。。。
「この後、お茶菓子がでますが、ここで食べていかれますか?それともお部屋におもちいたしますか?」
さすがにすぐには入らなそうだったので、一休みして風呂でも行って、ちょっと腹ごなししたかったので、部屋まで持ってきてもらった。おう、ココアで描いてるのは竹田城!なんて手の込んだお茶菓子で。

普段はまったく部屋に立ち入らないけど、各フロアを行き来するときはどこからともなく飛んできて笑顔で迎えてくれる。そんな気配りが暖かい。
風呂やカフェに行くときいつも気になっていたこの素敵な蔵戸は、どうやらお部屋の一つだったようですね。

朝は和か洋か選べるのですが、夜がフレンチだったので和を選択。

シンプルでヘルシー♫ とくにお味噌汁が抜群においしかったなぁ。

場所がちょっと竹田城に行く人でもなければ微妙なところですが、このお宿はほんと一押し!機会があればまた泊まりにいきたいと思える素敵な宿でした。

タイトルとURLをコピーしました