カンボジア:まとめの章

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行ってみて非常に驚いたのが日本人観光客の多さです。
比較的僻地だったり、先進国ではないところを好んでいくのですが、いままで訪れたどこよりも日本人多すぎ!!

本来なら避けられがちな雨季であるにもかかわらず、街中の遺跡などうんざりするほど観光客がうじゃうじゃいたのですが、その中でも日本人の占める比率はかなり高い。

遺跡をまわってても日本人だけのグループに、ある程度日本語ができる現地ガイドが各々ついてるわけですが、隣も背後も前も、聞こえてくるのは日本語ばかりで、なんだか国内のツアーでまわってるみたいよ(ーー;)

まあ、カンボジアの支援には昔からかなりに日本も貢献してますし、日本人が作った学校などもあちこちで見かけます。青年海外協力隊の派遣などもよく聞きますね。

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そういう背景もあってか、現地でもある程度日本語がわかる人々も多いんですな。
レストランやおみやげ屋、街の看板でも日本語が書いてあったり、日本語で話しかけられたり。

一番上は現地語のクメール語、次が英語は分かるんですが、、その次日本語がきちゃうってすごくないですか?

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なにしろカンボジアなのに「円」が流通してる!?

カンボジアでは「リエル」という通貨がちゃんとあるのですが、基本的に観光ゾーンではドルか円で通用しちゃうんです。
て、いうか、そっちのが嬉しいみたい。。。現地通貨に換金していく必要はなさそう。(実際円高を利用してある程度ドルで持っていったのですが)
とはいえ、なぜか紙幣のみが流通してるようで、端数が出る場合はリエルでお釣りが帰ってきます。

紙幣のため、円だとまずだいたい「1000円」と言ってくるので、ドルのほうが1ドルまで使えるため、融通が利きます。
基本的に物価は安いので、大きな単位だと不便だから、1ドルや10ドルなど、なるべく細かくしていったほうが使い勝手が良い。

とりあえず、日本人=上客 のようで、日本人と見るとどこでも一斉に群がってきます。
「オネーサン、チョットミテ」「ヤスイ」「オカイドク」「タッタセンエン」などなど片言日本語で迫ってきますので、ぱっと見て「こりゃいらないなぁ、、」と思ったら「ブーヤン、ブーヤン、、ブヤオ!!」などと中国人のふりをしていたら、そんなにたかられなかった(爆)

なんせ中国本土でも現地の人と間違われまくってたぐらいですから。(ーー;)他の日本人団体と一緒にいたら通じないけどサ。

各地の遺跡をまわるには入場料が必要なのですが、見て歩く日数にあわせてパスポートがある。
1日、3日、1週間と料金も違うのですが、3日以上のものは、その場で証明写真を撮られて印刷されるので、おみやげにもなる。今回は5泊3日で観光は3日だったので、ちょうど良い。

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今回のガイドツアーでは首から下げられるホルダーももらいました。観光中は紛失しないように!!遺跡の入口付近でチェックがあります。これひとつであちこちにある遺跡オールマイティパスになってました。

アンコールワットって、よく航空写真とかで見るから、ジャングルに囲まれた厳かな雰囲気があるのかと思ったら、結構開けたところにあって観光化がすすんでたのはちょいと学びました。。朝日は綺麗だったけどね。

ところで、カンボジアは11月〜4月が乾季、5月〜10月が雨季となっている。
特に9,10月が降水量も多くて時間も長い。。。てことで、出発前に現地の天気予報確認したら、見事に前行程雨の予報になってました(ーー;)シラナカッタンダヨ。。

アンコール周辺の遺跡観光は=「外」を歩きまわる観光ばかりなので、覚悟を決めてアウトドアブランドのしっかりした良さげな合羽を購入して出発しました。

到着初日(移動のみ)はまさに雨ザーザーで道はかなり深い川と化していたのですが、結局その後の観光プランの間は一度も降られぬ強運ぶりを発揮!

日焼け止めや虫よけを塗っても、猛暑で全部流れ落ちてしまうので、結局真っ黒に日焼けして、蚊に10カ所以上刺されまくってしまいました(笑)
虫は夜から早朝と、山歩きの時が要注意です。
また、毒を持ったアリなどもいるので注意を。

遺跡の礼拝所では、たいていお線香をあげている場所があり、中でお線香を持った人が招きよせては線香を渡そうとする。
当然のごとく後からお金を請求されますので、注意しましょう。
いろんな商売があるもので。

あれって、日本からお線香を持って行ってあげてもいいのではないか?と思ってしまった。
ガイドが同行していないと、現地の人がよってきて、勝手にガイドを始めて後からお金を請求するということも頻繁にあるようなので(周辺で遊んでるように見える子供も多いw)、もし頼むなら最初に交渉しておくのもいいかもしれません。

露天を含めたあちこちの商店では、なんの飲み物かわからない大きなペットボトルが売られていたのですが、実は黄色いペットボトルの正体はガソリンでした。。。なんてアバウトな。

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本当は、海外行ったら現地の雰囲気を実感するために、地元のスーパーや屋台とか行くの好きなんですけど、今回は朝から晩までぎっちりスケジュールが詰まってしまったのと、宿が繁華街からちょっと奥にあったので、全然立ち寄れませんでした。

こういうところは特に、観光客専用の店と市民用の店では値段も全く違うんですよねえ。腹壊しても自己責任ですが(笑)

遺跡巡りというのは、ほとんどが寺院。イコール聖域めぐりなわけです。
旅行前にもらった注意書きにも、その辺の注意事項は書かれていましたし、アンコールワットの最奥などは「相応しくない服装の方は参拝をお断りする」というような内容の注意書きもありました。

曰く、肌をあまり露出するような服装はいけない。
特に女性のショートパンツやミニスカートなどは、上から布を巻いて隠さなければいけない。(基本膝より上の太ももが見えるようなものはまずいらしい)
実際、あちこちまわってみると、その「ふさわしくない」と思われる服装をしていたのは、だいたい欧米人か日本人でした(ーー;)キャミソールに超ミニとかさ。。

まあ、それ以前にかなり紫外線も強いので、無防備な格好だとあとで大変なことになります。
日中は帽子必須!サングラスもあったほうが良し。
あと、日本人の間では今年節電の意識も根付いたせいか、首周りを冷やすスカーフ系の着用も多かったですね。
私もしてましたが(笑)
冷蔵庫で冷やす必要のないのも今はいろいろなタイプがありますからねえ。こういうやつね。。。

日本人はみんなしてるけど、それは何だ?と不思議そうでしたよw

なんとなくこちらの方は、水牛を使って田植えとかのイメージがあったんだけど(昔教科書かなんかで見た?)、実際は一般家庭の庭など背中のこぶが目立つ牛が大部分でしたね。
むしろ水牛のほうが見ることが少ない。
水牛のほうが力が強そうにもみえるんだけど、実は高価なのかな?

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カンボジアはやはり稲作農業は中心らしい。水が得られない地域では一毛作になるけど、豊富な地域では多毛作できるそうな。

「カンボジアはお米もたくさん、果物も豊富、ガソリンもとれるし、鉱物だって取れる。動物もいる、観光もできるし、なんでもある!なのになぜ貧しいのかっ!?」それは政策がまずいのだと熱く憤っておられた現地の方もいらっしゃいました。

郊外の方へ出かけた時に、トラックに子供を満載したトラックが何台も連なっているのを見ました。
学校へ通う車なのかな?と思ったのですが、まだまだ地方では教育が行き渡らないとこもあって、ああして時々デモのように行進して各戸に呼びかけるのだそうです。

都会には学校も数あるけど、地方にはあまりないため、結局通いきれなくて途中でやめてしまう場合も多いとか。
でも、国が発展していくためには、やはり知識は大事だという意識も高まってきているようです。

また、シェムリアップ市内には、子供用の立派なホスピタルというものがありました。
一定の年齢までの子供は無料で治療を受けられる病院ということで、開く時間近くになると、道端に行列ができます。
援助によるものだとは思うけれど、これはすごいことだよね。

このホスピタル前の広場で、ちょこちょこチャリティコンサートも行われていて、それも維持費の足しになるらしい。

うちらの世代って、カンボジアといえば=難民という言葉が強烈にインプットされているんじゃあないか?
やせ細ってお腹だけ異常につきだした子供、体の機能を失って泣き叫ぶ子供、、、そうした画像が頭の中にこびりついている。
貧しくて危険な国という印象。。。まさかのんびり観光できる日が来ようとは思ってもいなかった。

それはポル・ポト政権時代の影響。
ベトナム戦争と極端な農業至上政策。自国の政権による民の大量虐殺。
知識は悪とされ、医師も教師も宗教関係者も伝統文化に関わる踊り子なども皆反政府的な存在として抹殺され、厳しい強制労働の元、密告社会で次々と罪のない人々が命を奪われた地獄の時代。

何が罪とかいう段階ではなく、大人は大多数抹殺されたため、現在高齢者(つまり生き延びた人)の数は非常に少ないという。
「高齢化社会の日本とは逆だね」という微笑は寂しげだった。

現在は子沢山ですが、若い世代がこれからのカンボジアを作っていくんだな。アプサラダンスも、生き残った少数の人々が伝えて現在まで継承されたんだとか。

『キリング・フィールド』という映画が昔ありました。
カンボジア内戦を取材する記者が、集団農場での虐殺を目の当たりにする話で、題名となっているのは大量虐殺が行われた刑場跡の俗称で、シェムリアップにも跡地がある。改めて観てみようと思いました。

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映画といえば、日本の映画でも『地雷を踏んだらサヨウナラ』というのがありましたね。
佐賀県出身の戦場カメラマン、一ノ瀬 泰造さんの話です。
ベトナム戦争、カンボジア内戦を取材していたが、最終的には現地で処刑されてしまった方です。今でもシェムリアップにお墓があります。

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あれからもう30年経つということですが、20年ほど前までは遺跡周囲も市内も郊外も、あちこちに地雷が埋まっていて、内戦終了後も落ち着いて生活できない状態だったようです。今では完全に取り去ったということですが。

2-30年前といえば、自分の歳から見ても、歴史の波に埋もれるほど遠い過去ではない。
自分の親の命が奪われるのを目前にした人もいるかもしれない。
かなりナイーブな部分なので現地では気軽に話題にのせることは避けたほうが無難だと思う。

道ではよく、2人乗り、3人乗のバイクが走ってるのを見かけて、家族やカップルなのかと思ったら、一般的なタクシー代わりの商売だった。(^^;)

もう一個、バイクの後ろに荷台をつけた「トゥクトゥク」というタイプもあるのだが、トラブルもあるので観光客は乗らないで欲しいとガイドにも注意された。

まあ全てが極悪というわけでもないでしょうから、実際に利用している日本人もいるようですが、ぶっちゃけ料金は交渉だし、あくまでも自己責任で。
治安はそんなに良いとは言えないようなので。。

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レストラン、カフェ、コンビニ、スーパー、空港、高級おみやげ店など、ちゃんと定価が掲げられていてレジがあるような場所以外は、だいたい値段は交渉しだいと思う。

私も遺跡の途中で本を売る少年と交渉して、さんざん押し引きをして言い値の半額以下まで下げたのですが、違うちゃんとした店で見たらまさにその額だったので(笑)本などは定価が印刷されていても実際は違うんだな。

もしかしたらそうやって街で買ったものを少しでも上乗せして売ってるのかもしれません。かなり情けない顔になっていたのでかわいそうだったかなとか(^^;)

織物も盛んなようで、一番売り子で多い、スカーフというかショールみたいな布だと、ほんと定価など存在しないようだ。
聞いてると売り子によってまったく値段が違う。(7枚10ドルもいれば1枚10ドルもいたw)
これは場合によってはマーケットより安く手に入る可能性がありましたな。だいたい売ってるのは子供。
「これは絹だ!」と言っても本当にそうかはわからないので、そのへんは自己判断で。

ちなみに織物工房の直売所などちゃんとしたとこでは結構の値段なので、品質などの違いもあるかもしれません。

今回買ってきたおみやげは、遺跡で少年から買ったアンコール遺跡の写真集、マーケットで買った植物繊維を編んだティッシュボックスといかにも手縫いっぽいタバコケース(その他友達へのおみやげも買った)、

空港の待ち時間の間に買ったランチョンマットとコースター、多分カンボジアと関係ないであろうが、本屋で怪しいおっさん妖精たちの絵本も購入w。

本当は小さな石像か木像の神様が欲しかったんだけど、ちゃんとしたものはかなり高価だったので。。(ーー;)
そういうものはやはり直売の工房で購入したほうが信頼がもてますな。

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基本的に対日感情はいいようです。これから言ってみたいなと興味を持った人も、楽しい旅行ができますように!

今回参考に持っていったガイドブックはこれ。

4415303153カンボジアアンコールワット (いい旅・街歩き 22)
いい旅・街歩き編集部
成美堂出版 2008-04-26
by G-Tools

他、アンコールワットと世界遺産関連の本。

コメント

  1. JILL より:

    日立のJILLですぞ!
    ああちゃん、旅しまくりやん!
    いやー、実にうらやましーぞ!
    僕も仕事を早めにリタイヤしたら、旅三昧したい。
    国内の電車旅も、バイク旅も、全国のスキー場制覇なども
    いいねー!
    海外はなかなか行けないけど、来月、韓国に行ってきます!
    プルコギー!

  2. aachan より:

    >JILLさん
    気ままに一人旅もいいですよね~~~。日本一周とか世界遺産めぐりとかも楽しそう♪
    知らない土地で知らない文化に触れ合うのも、自分の中で何かが広がっていい刺激になりますなぁ。
    韓国も近いのにまだ訪れたことがありませぬ。エステ、お買い物、食、韓流アイドル?wなどが表面に出がちですが、古代から日本とも関わりが深い国だから、歴史的にもおもしろそうですよね。
    おもいっきり楽しんできてね~~♪

道中見聞録
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