知床旅行-1. 網走監獄

01 北海道国内道東

時期外れのためか、JALで安いツアーがあったので、前から行きたかった知床方面に出かけてみた。
羽田から最寄りの女満別空港に直行だったのはいいが、そこからは自力で行かなければならないというレンタカー込みのプランだ。

空港から網走に出て、海沿いに2時間ぐらいかかるのだが、せっかくだから途中の網走でも観光して行こうと「網走監獄」を見学してきました。

ここは新しい刑務所が別に移築されて、旧監獄敷地内全体が博物館として保護されています。
そのため、服務中の生活の様子や、働いていた人々の生活などもわかっておもしろい。
入り口をくぐってすぐ脇にあるのが、ここを職場としていた人々の住む長屋。

そう広くはないですが、家族が揃って生活していた様子などが、リアルな人形とともに展示されています。ほう、かまどってこんななんだ。なんだか昔話に出てきそうだぞ。

坂を上ったところに、何やら薄暗い建物がある。外からよく見えなかったので入っていいのかな?と一歩踏み込み「ぎょ!」と一瞬固まる。

明かりのせいか、やけに生々しくて、ほんとに大量の人が横たわっているように見えたのだ!
こりゃ怖いよぉ〜〜〜〜(;;)

現場で作業してる人の、いわば現場宿舎らしい。隣も同じように並んだ建物があったのだが、こちらは動いている人形まであって、さらに怖い(^^;)

絶対夜には踏み込みたくありません!出入り口付近には彼らを監視してる制服姿の方々も立っておられます。
食堂ではたくさんの人が飯を食べてます。これも時間制で急がされたんだろうな(ーー;)

なんと、ここでは彼らと一緒に監獄食を食べることができます(笑)
体験できる時間は短いのだけど、ちょうど昼時前で腹も減って来たとこだったので、いただくことにする。(安いし)

基本的に粗食なんだけど、栄養バランスは良い気がする。麦混ざりの飯だし。
他にご年配の夫婦も食べておられました。味付けもまずまず。獣肉がないので若い人にはちょっと寂しいかな?

監獄は放射状の特殊な形になっていて、上のほうからこれ見てみたかったなぁ〜〜。
入り口から第一、第二。。。と計5本の長い廊下が伸びていて、それぞれ複数人の同居や独居房など分かれています。

ひたすら距離感を感じる天井の高い廊下。

ただ今脱走中。。。

外から内部の様子が一目でわかる、木枠のはめられた房。

やたらせまい独居房。これは戒め用のさらに狭いとこだったかな。布団とトイレが隣り合わせでぎゅうぎゅう。(;;)

複数人同居は罪が軽めの囚人かな。なんだか和気あいあいとして、和やかな様子です。

各房に暖房器具を入れるのは木造だしまずいでしょうが、なにせ冬は寒さの半端ない地域ですから。。。
このように廊下の真ん中にパイプを通してしたようですが、これだけではとても寒さはしのぎきれなかったでしょうね。

風呂も毎日入れるわけではなく、週に何回か時間制で入れかわりはいれたようです。
とはいえ、すべて号令の元に全員揃って脱ぎ着もし、その着替えも入れて15分ではゆっくりとつかってる暇も(^^;)
くりからもんもんのお兄様方もいて、なかなか作りが細かいです。

10月はじまったばかりですが、このへんはすでに紅葉もはじまってました。真ん中が並木道になっているので、なかなか風情がありますな。

海沿いに出ると、道の駅「流氷街道網走」があります。
目の前に広がるオホーツク。2Fからデッキに出て一望することもできます。クリオネもいるよ(^^)

この2Fにある食堂がなかなか網走っぽくおしゃれでおすすめです。その名も「キネマ館」

内部には撮影に使う器材が飾ってあったり、網走で撮影された映画のパネルなどがあちこちに展示されています。
メニューはいろいろあるんだけれど、個人的には「釜焼きカレー」がおすすめ。カツやホタテがはいったものなど、いくつか種類があります。

どちらかというと甘口?。辛くはないのだけれど、トロリとしてまろやかです。
味付けが濃いのか最後のほうにはちょっとしょっぱく感じてはくるんだけど(笑)
さて、次は知床へ向かって出発です。

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