知床旅行-2. 知床周辺散策

01 北海道国内道東

知床五湖のあたりが気に入って2日も行ってしまったので、今回はそこを除いた「陸上」の周辺観光を先にまとめてみました。

知床の拠点となる街は「ウトロ」で、ここまでは鉄道も走っていません。
自分で運転しないのなら、「知床斜里駅」からバスやタクシーで移動することになります。50kmほど離れていますが。
この当たりに来ると、地名や川等の名前が異質な感じがしますな。

網走方面から走って来て、ウトロに入る手前あたりにあるのが、チャラッセナイ川の終わりの方にある滝で、「オシンコシンの滝」。
道路からすぐのところにあるので、妙に利便性の良い滝です。

そう広くはない駐車場にガンガンでかい観光バスも入ってきます(笑)
そんなところにあるからと言ってなめてはいかん。これがなかなか迫力のある2筋に分かれた美しい滝なんです。

町中に入るとちょっと賑やかな感じになり、観光船の船着き場のすぐ脇にそそり立つ「ゴジラ岩」と「オロンコ岩」を横目にスロープとなった道路を登って行く。

登って行く途中の山側に入る少し前から見下ろすと、「プユニ岬」が見渡せます。ひっそり看板が立っているだけで駐車スペースもありませぬが。

この道路沿いで、相変わらずキョロキョロマンの私が見つけたものは

シカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

いたよいたよここにも。道路から見下ろす形で斜面にいる群れを発見。相方は野生の鹿をみたのも初めてということで、興奮しておりましたが、大きな声だしちゃだめです!(笑)
が、この先にさらなる大規模な鹿の群れが縄張りにしてるらしいところを発見。他の日にもこの付近にいましたな。

意外と近づいても警戒しません。子連れの雌はやはりちょっと警戒心は強めだけど。
すぐ脇の森から、次々と姿を現すエゾシカたち。よくみると耳に鑑札をつけているのもいるので、この群れは監視対象なんでしょうな。

奥からゆっくりと立派な角をもった雄鹿も出てきました。
鹿はハーレムを構成するのですが、先頭にも1匹雄がいましたので、1匹はまだ若いから一緒にいるのか?他の群れとかぶっているのか?
それにしても、なんともファンタジーな構図ですな。

知床五湖に向かう分かれ道のある手前に、新しくできたという「知床自然センター」があり、この建物の裏側から「フレペの滝」へと遊歩道が続いています。

。。。。。。。

知床は、沿岸海域を含めた半島自体が「世界遺産」なわけですが、ヒグマも密集して棲んでいるところでもあります。どこに出没してもおかしくはないと(ーー;)
「森のくまさん」を口ずさみつつ、森に切り開かれたような遊歩道を歩いていくと、途中で開けたところに出てきます。

ちょうど自然ガイドさんが説明しているところで
「なぜここは、このように草地になっているのか考えてみてください。あちらは樹々が生い茂っているのに、なぜこちらはこのようにないのか。。。」
と話しかけていて、うっかり耳にはさんでしまった我々の間では、以降この「考えてみてください」がブームとなった(笑)

実際にはこんな僻地をも開拓しようとした人々が過去にいて、どうやら途中で放棄したなごりであったらしいことを後から知るのだが。

奥に見えるのが知床連山。一番右の大きいのが「羅臼岳」です。
海側まで歩くと、海へ向かう断崖にあるのがフレペの滝で「乙女の涙」とも呼ばれています。

海に向かって流れ落ちているので、陸側からだと全貌は見えません(ーー;)
ちょろちょろと細い滝が行く筋も伝う感じで、別名「そらぞらしい女の涙」と勝手に名付けました。

さて、ここから知床五湖向かう道と異なるまっすぐの方へ行くと「羅臼」に向かいます。
遠くに見えていた羅臼岳がどんどん目の前に迫ってきます。

峠道を一番上まで登って逆方面に下るあたりに展望台があります。トイレもあり。
この峠は「知床峠」と言って、ウトロ側と羅臼側を結ぶ大事な国道なんですが、なんと11月から5月近くまで閉鎖されてしまうという、日本一開通期間が短い国道としても有名だそうな(ーー;)

ここから海側を見渡すと。。。
わお! もしやあれに見えるのは

そう、知床半島のこちらがわからは、北方領土が見えるのです!
と言っても山の狭間なので、実際にみえるのは国後島の先端部分ですな。

意外に近くに見えたのでびっくりしました。もっと遠いのかと思ってましたよ。
ここからはひたすら下り坂となります。

実際に展望台に寄ったのは帰りなんですが、この時は、羅臼に向かう途中の道路沿いにある「熊の湯温泉」という天然無料露天風呂が目的地。
国後島を横目に走り続けます。やはり樹々が色づいてきてるねぇ。わーーーっ! わーーーっ!

で、肝心の熊の湯なんですが。。。。

なんと!ちょうどこの数日の間だけメンテナンスの為入れないとのこと(;;)る〜〜るるる〜〜
うう、せっかくこんな遠くまで来たのに。。。。

羅臼から知床半島の先端に向かう方には、またいくつか変わった温泉があるのだけれど、時間の関係で今回は無理でした。

羅臼の方でも春から夏にかけて、なんと!クジラやシャチなんかが見れるということなんで、それらも今度会いに来たいな〜〜〜。
次はホテル案内となります。

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