群馬 – 本白根山、白根山お釜散策

03 関東国内群馬県

草津は温泉も素晴らしいけれど、自然も素晴らしい。
ここまでの交通費と宿代をかなり安くあげたことだし、せっかく近くに大自然があるのだからとバスに乗って散策することにした。

温泉街の南西にバスターミナルがあり、ここから白根山方面に行かれるバスが発着しています。
ちなみにこのターミナルは3F建ての建物になっており、1Fがみやげもの屋、2Fが切符売り場と発着所、3Fが温泉資料館になってます。

ターミナルの隣には町役場があり、観光課もあります。
実は前日にこの町役場の観光課に立ち寄って、本白根の方をまわるのに良いコースや資料をもらってきていたのです。とても親切に説明してくださいました。活用した方がいいですよ!

ターミナルの係員にも教えてもらって、ゴンドラとのセット券がお得で効率的にまわれそうだと。

バスで殺生石まで行き、ゴンドラに乗って景色を楽しみながら本白根の駅へ。 本白根を上りながら噴火口跡をめぐって頂上へ
下って来たらそのまま道を歩いて白根山へ行き、お釜を覗いてふもとのバス停から帰ってくる。
と、こんなコースが組めます。

今回母との二人旅行ですが、母は高山植物が好きで、動物大好きな私に「カモシカも棲息してるから見れるかもよ!」とそそのかされ。。。(^^;)
ターミナルからわずか20分ほどで殺生石のゴンドラ乗り場に到着。スキー場のあれです。

カモシカは岩場が好きというので、ゴンドラから下を必死に眺め渡すが、生憎霧がどんどん出てきて、しまいには真っ白に。。。ぬ、景色が。

ほんと山の天気は変わりやすいので要注意です。
残暑厳しい季節だというのに半袖では震えがとまらない寒さで、しっかりと長袖ジャケットの下に袖だけのものを着用し、首にもネックホルダーを手には手袋。山はなめちゃいかんのだ!
何しろここは高山植物も咲く2000mを超す高い山地なのだ。

ついたらまた晴れてたんですけどね。。。なんだかサンダルや裸足に短パンという超軽装の若者たちも来てたけど、山をなめちゃいかんのだ!!(寒かったろうに。。。)

私はグリーンインストラクターの母とは違って植物の知識はあんまない(ーー;)
だからどれが高山植物だかもわからないのだが、母が立ち止まるものが珍しいのかな?と(笑)
教えてもらった植物や自分が気になったものなどカメラにおさめてみた。

芸術的なまでの見事な虫食い

この時期でも結構いろいろな花が咲いていました。そして、これは私もわかるぞ代表的な高山植物の「コマクサ」

コマクサは噴火口跡から頂上近辺にまだ結構たくさん咲いていました。
こんな荒れ地で栄養分も水も貧弱なところで強いね。けなげだね。

なんとなくてっぺんというものは気持ちがいものである。特に何があるわけじゃないんだけど、「やったぜ!」という気分になれる。

これも限られた地域にしかいないらしいんだけど、この噴火口付近には「ホシガラス」という見た目はまったくカラスではない野鳥がたくさんいました。

ご家族がいたようで、呼び寄せて一緒に行動してるのが微笑ましい。

実は野鳥は父が大好きで、野鳥の会にも入っていたのですが(笑)くればよかったのにね〜といいながらおみやげに動画も撮影しといてあげました。
風も強く手持ちでぶれまくって酔いそうですが、一応鳴き声などもとれたので。。。

本白根は鏡池と逆方面からまわると初心者でも歩きやすい山道が続いています。逆回りのコースだとちょっと険しく本格的な登山コースとなる模様。

時間と体力の関係で、山頂からまた同じ道をたどって戻りました。
と、いうか、本当に一番高いのはその奥に見えるなだらかなほうらしく、登山家のこだわりもあるのですが、一応まあ一般的に山頂とされていたほうに上ってみたと(^^;)

ゴンドラ駅の方に下ったら、そこから横に歩いて弓池をぐるりと散策。

カルガモの親子などものどかに遊んでいて、ほほえましい。
その後湯釜を覗きに白根山にのぼる。

昔母が来た時にはレストハウス近くのお釜のすぐそばに通じる道が通れたらしく、疲れた母が「ひとりで行って来て、ここで待ってるわ」と言われたのですが、乗りたいバスの時間が30分ちょい後のやつと言われた。

んが!別れた後に行ってみたら現在その道は通行禁止となっていて、遠回りのもっと高いところに通じる道しかなかったのだ!!
きれいに舗装はされてるが、かなり急な坂道でしかも道のりもだいぶ長くなった。だいたいの人が途中で休み休みゆっくり歩く中、そこは無駄にある体力で一気に早足で上りきる!(笑)

以前も来たことがあるはずだが、やはり美しい景色ですねぃ。
残暑の厚く大きな入道雲がもくもくとわき上がり、ゆっくり動く雲の影が水面にうつる。
深呼吸して堪能した後は、また一気に急な坂道をずんずん下る。

完全に勘違いしてた母は「まだかまだかと思っていたよ〜」と言ったのだったが、実は思っていた道と違うあっちの方を往復して来たのだと知ると「そりゃびっくりするほど早いわ!」と。
鬼のようにがんばったんだよ(ーー;)

こうして朝から山から山へと歩き続けた後は、草津温泉へ戻って前述の湯巡りへと続いたのだった。
草津旅行2009年8月 完

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