デビルマン

CG Animation

うちらの年代ならみんな大好きデビルマン∠(゚Д゚)/イェーイ

VFXを駆使して制作費10億をつぎ込み製作された実写版ということで、期待を持ってつい見てしまった。
正直ポスターはカッコ良いし、実際デビルマン自体の造形はかなりかっこいい!

ただ、中身が昭和時代のちゃちめの戦隊モノ?( ̄▽ ̄;)
また学園ドラマもあまり演技派では無い若手タレントという感じなので、わざとらしさ満載。

俳優を立てるためなんだろうが、デビルマンも中途半端な変身状態が多く、同級生にも正体バレバレやん(。-_-。)

やがて、あちこちでデーモン被害が出始めると、疑いのあるもの、誰かに密告されたものは有無を言わず即時射殺されるという法治国家崩壊のハチャメチャぶりに。
もはやただの集団リンチと魔女狩の暴力こそが全ての世界。
やがて世界を巻き込む戦争へと発展して行き、、、

学校のいじめ。
児童虐待。
風評被害と人間不信。
正義という言葉を振りかざす狂気。
集団心理と残虐性。
など、社会問題を色々盛り込んではいるのだが、あまりにも荒唐無稽で話がぶっ飛びすぎてアイドル映画みたいで全く感情移入出来ない。

デビルマン
両親を事故で亡くした不動明は高校の同級生・牧村美樹の家に引き取られ暮らしていた。明の無二の親友である了の父・飛鳥博士が新...

メインの配役は宇崎竜童さん阿木燿子さんの実夫妻くらいしか目につかないのだが、チョイ役の脇役で豪華なタレントを数多く盛り込んでる。
ほんの一場面のみのカメオ出演が多いので、宝探し気分だ。

その中で、最初は気づかなかったがある角度と表情で成長した姿がオーバーラップした子供が!!
あ、面影に見覚えがあるぞ、これって染谷将太さんではないかっ!
撮影時期を考えると10-11歳頃かな?
これはチョイ役ではなく最後まで関わってくる重要な子役なんだが、また違った良い味のある役者さんになりましたね。

人間の救いようのない愚かさ。
神はいない、もしくは罪のない善の人が襲われても助けはしない。
と、かなり重いテーマを孕んではいるものの、何だか意味不明な展開で生かされない。
子供心にデビルマンといえば哀愁の背中でせつない存在というイメージが強烈だったが、そういやあまりそういうのは感じられないな(´・ω・`)

ただ、終盤のアモン対サタンの戦闘シーンは迫力あるフルCGでまるでゲームの中の世界。
他にもCGを駆使した場面だけがなかなか力の入った素晴らしい仕上がりで、逆に浮いてしまう。
全部CGでやった方が余程良かったのではないか(笑)

最初の方で本当は見るのを止めてしまおうかと思ったが、最後の戦闘シーンだけは例え途中飛ばしても見るだけのものはあるんじゃないかな。

あと、せめて歌詞なしアレンジバージョンでも良いからデビルマンのテーマを使わせてもらうことは出来なかったのだろうか。結構大事なんだよな音楽のイメージって。

Bitly
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