移動都市/モータル・エンジン

SF
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わずか60分。
それが最終戦争で滅亡を招くまでにかかった時間であった。

荒廃した地球で、生き残った人々は「移動都市」を築いて新たなスタートを始めたのだった、、、

イギリスの小説家フィリップ・リーヴの小説『移動都市』を原作とした映画です。

当然物資や食糧は不足して奪い合いが始まり、弱肉強食の力の時代となるのだが、まずこの定住ではなく「移動都市」という概念の映像が凄い!

一見普通の街に見えたものが、トランスフォーマーのように変形して走り出す乗り物のようになるのだ(笑)
近未来的と言うよりレトロな雰囲気もあるスチームパンクの世界に近い。

そのような状況の中でも善と悪、差別意識、野望や憎しみの心は消えることは無いんだねえ。

嘘や建前や陰謀と戦いなど、それなりにストーリーやアクションなど盛り込まれているが、イマイチまとまりきれてないというか、流れに雑なとこはある。

やはり1番の見所は数々のどこかレトロな匂いのある乗り物や移動都市のメカニックだなぁ。
設定も面白いし、映像的にはかなり好きな映画です。

しかし、、、結局人間は、歴史から何も学ばないというわけか。

ロード・オブ・ザ・リングシリーズ及びホビットシリーズ(てか、まさにそのシリーズの
ピーター・ジャクソンが脚本に入ってる)のエルロンド役でお馴染みのヒューゴ・ウィーヴィングが悪役だった以外は、ほとんど馴染みのない俳優さんばかりだったけど、ヘスター・ショウを演じたヘラ・ヒルマーというのも味のある良い女優さんだね。

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