天燈鬼と龍燈鬼

今年もやってきましたこの季節。
この一年の間にあれこれ右往左往してましたが、とりあえず私の大好きな仏像のひとつである「天燈鬼·龍燈鬼」をやってみようと。

第13回和風展
第13回和風展 – F3DC Gallery
作品投稿機関
2019年5月1日(水) ~ 2019年5月15日(水)

コメント投稿機関
2019年5月1日(水) ~ 2019年5月31日(金)

まずは作成した鬼っこキャラをMarvelous Designerにアバターとして読み込み、衣装を作成したものを、ポーズ読み込みでクロスシュミレーションしていく。

天燈鬼の方は腰巻とケープ。腰巻は動物の毛皮らしいという記述もあった。
今回は比較的シンプルな服装なので楽だと思ったが、意外とケープを思い描くドレープと形状を出すのにてこずった。
長方形ではそうならないし、円形でもてるてるぼうずっぽくなるし、半円でもうまくいかない。結局よくわからない中途半端な形状のパターンとなった。

龍燈鬼の方は、ふんどしにケープだ。
どうせなら同じくMarvelous Designerで作っちゃえと思ったのが大きな間違いだと思う。
垂れ下がるものや平行に巻きつけることならできるが、こう複雑にぐるぐる巻きつけるには向いていない。

悩んだ末、アバターをぐるぐる回転させながらシュミレーションをしていくというアクロバティックな方法で強引に形にしたが、ねじりあげるとか、下をくぐらせるとかうまくできないので、これは絶対Blender等で形状を作ったものを衣服として取り込みシュミレーションした方が綺麗にできたはず!

脇とかがっちゃがちゃなので、どうせこの後他のソフトで手直ししなければならない。

彩色はほぼ剥げ落ちているので色はわかりにくいが「あかおに」「あおおに」で阿吽のペアとなっているようだということはわかる。
で、最初は文字通りに「青」でテクスチャを作ってしまい後から気づく
「ん?昔の”あを”の概念はかなり広いが、緑よりの緑青を指してることが実際には多いなと。」

髪の毛もBlenderで作成予定だったが、いかんせんBlenderもZBrush 2019もMarvelous Designerも使いこなせてるわけではなく、全部作業しながら操作を調べてる状態なので時間がどんどんすぎていく。
このペースでは終わらないので、せめて特徴的な眉毛だけでも作ろうとしたのだが、HairToolはBlenderでレンダリングまでする分には良いのだが、別ソフトに書き出すとなるとやはりUV展開とテクスチャ割り当てをし直さなければならないようだ。

ここでまた問題。やりかたは理解したがBlender2.8で作成してしまったので、他のUVを整えるための便利系アドオンがまだ全然2.8に対応してないことに気づいた。
細かいポリゴンをテクスチャに合わせるように手作業できれいに整列させるのはかなりきつい。

とりあえず先に進めないとならないので、そのままBlenderで灯篭作成。
どちらも六角ベースだが、よくみると天燈鬼·龍燈鬼で形状も結構違う。
とりあえずUV展開して使えるところはシェーダーで、テクスチャが必要なところは作成することにした。

ZbrushとBlenderでふんどしや服のシワなどを調整し、さて龍燈鬼の灯篭を支える台座をどうしようと。
仏像はあくまで平面にホリつけた2Dに近いものだが、「像」っぽくするのかリアル系にするのかという選択だ。

ちょいと困ったのが灯篭部分。
色がほぼ褪せていてどんな模様が描かれているのか非常に判別しづらい。顔や体型のアップ写真はいろいろあるんだけど、解説にも触れられていないんだよなあ。
まあ修復した明治時代に灯篭は後付けされたらしいので、文化遺産的価値が灯篭部分は低いからなんだろうけど。
龍燈鬼の方だけはかろうじてうねった雲のような模様であることはわかったが、支えになってる部分は雲なのか波なのかでまた迷う。

みての通り龍神さんをからだに巻いてるので、空を昇る雲、龍神の住まいとしての海と両方考えられるからなあ。

時間節約もあったが、ここはただの模造フィギュアではなく実際にいたら?という感覚でIray用の「雲」と「トルネード」を組み合わせてめっちゃ縮小したらなんかそれっぽくなった。(灯篭のテクスチャはこの時点では仮)

次の難関は、龍を体に巻きつける!
Dazの古いモデルであるEastern Dragonを使おうと思っていたが、これがとんでもない数の節があり、一箇所動かすと全体に影響を与えるというやっかいものなので、正直非常に苦労した。
おおまかに形を作った後は地道にい節ずつ調整してなんとか近い形にもっていきましたよ。

ちなみにこれ、6年以上前にちくちくといじって日本風の龍にしてたやつね。
保存はしてあったが、なんで途中で放置したんだっけ?と思ったら、口が開かなかったw
そうだ、あれこれ変形しては保存を繰り返してるうちにモーフが壊れちゃったんだった。。。。

和龍再び!
え〜、少し前に作った和龍が、ちょっとあまりにもコミカルだったもので。。(^^;) もう一度最初から作り...

とりあえずだいぶ形になってきたぞ。
ちなみにありえない形状の眉毛は「まつげ」を作る要領で、板状のポリゴンを曲げてHairToolで毛を植えたのを2列ずつずらして配置したのだが、離れてみると歯ブラシみたいでなんとも。。。。

そろそろ配置してレンダリングか!と思いきや、今度は天燈鬼の方がなんかしっくりこない。
額の第三の目がでかすぎないか?
テクスチャに書き込んでその部分を盛り上げてただけだったが、やっぱり彫り込んで目玉を埋め込むことにした。
本番レンダではまず目立たないへたすりゃほぼ映らないだろうが、一度気になっちゃうと止まらないのである。

髪型もなかなか決まらなくて試行錯誤する。
カーリーヘアなんだけど、どうにも辺なおばちゃんっぽくなりがちで、だから自作しようとしたのに。。。。
龍燈鬼の方はいろいろ試した挙句、むか〜〜しSWAMさんがフリー配布してたAkashi Hairがイメージ通りだなと。ただしモーフが一切なかったので、自分でちょっと変形した。

ツノアイテムは昔からいろいろ持ってたので油断してたが、形状と位置がどうも納得いかなかったので、結局さっくり作ってみた。
だって天燈鬼のツノってなぜか四角っぽくて、額の内側よりなんだもの。ちなみに龍燈鬼にはツノがない。鬼なのにね。

さていよいよ最後の詰め、ライティングのテストレンダだ!
と、いうところでふと思う。
本家のポーズどおりにきっちり作ったところでおもしろくない。いかんせん本物にかなうわけもない。

むしろ海洋堂やイスムがすでにはるかに出来の良い3Dフィギュアを作成しているではないかっ!!
と、いうわけで、全体的なイメージは残しつつ少し崩して生き生きとした動きのある天燈鬼·龍燈鬼にしてみよう!とここへきてポーズ変更した。

ただ、巻きつけた龍が崩れるのは困るし、もう一度クロスシュミレーションするのも面倒なので、影響がない範囲でw

ここからはひたすらライティングを設定してはレンダして、微調整してはレンダをひたすら繰り返す。

そろそろ決定ラインかなというところで、ふと装飾品が足りないことに気が付いてしまった。
腕輪や足環のあれがないやん。でも腕脚強要できるアクセで理想に近いものなどなかったので、しかたなくここでまた作成。

さすがにこれくらいシンプルなものだとたいした時間もかからないのだが、今までの調整レンダしたものがレイヤーとして使えなくなるので、また少しずつライティングを変えて複数レンダとなる。
計画性がなさすぎなため無駄に時間を使っちゃうんだよなあもうもう。

結局それからもテストレンダを繰り返して、なんとかG.W.中にアップできました。

天燈鬼·龍燈鬼
奈良興福寺の国宝である天燈鬼·龍燈鬼をモチーフに、ちょっとポーズを変えて生き生きとした邪鬼たちを表現してみまし…

かなり以前から作り始めていたので、本当は5月に入る前に完成させて2作目にはいってる予定だったが、結局所用で家を空けた以外は連休中朝から晩までPCにはりついてこれ作っただけで終わってしもた(--;)

ちなみにいつもはレンダ完了後に、画像サイズを小さくしたり色彩を落としたりしてファイルサイズを縮めようと四苦八苦していたのだが、今回は試しにWebツールのお世話になってみた。

画像サイズを変えずにどちらもドラッグするだけで自動的に軽くしてくれるものだが、このぐらいのサイズだと意外とわからない程度でなかなか優秀だと思う。

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