第七回和風展 始まりました

Blacksmith3D

春の訪れを告げる毎年恒例の和風展も今年で7回目。私は第二回から参加で、つまりその頃にPoserを始めたわけですが、3DCGの世界に足を踏み入れて5年経ったということかぁ。
毎年力作ぞろいで楽しみにしております。(^^)

さて、今回の私の1作品目は、イメージはかなり以前から浮かんでいたのですがなかなか具体化せず。
あ、そういや日本人形にすれば和風展でもいけんじゃね?と。(^^;)どれだかよくわかんないよという人も居るので、これです。

純真喪失

全体像は和風展にて。(こちらの登録名もaachanです。)
第七回和風展

まだトップに出ていないようなので「第七回和風展」出展作品一覧はこちら

<注:以下サーバー引っ越し時に画像ロストしてしまったため、この記事の画像は復元できませんでした。。>

タイトルは「純真喪失」ですが、実は最初は「純潔喪失」でした。でも、それだとなんか卑猥な意味にとられそうなので変えました(笑)

まずはテクスチャ作成から。え〜〜と、テンプレートは。。見つからない!(@@)
人形なので、ベースのテクスチャは均一で顔のパーツ以外はどこがどこにあたるのか形がわからないのですよ。
まあどうせ最終的に調整するのはBlacksmith3Dになるのだから、最初からやっても一緒だ。と、いうことで、だいたいのおおまかなベーステクスチャを作成した物を読み込んで、自分で印をつけていく。

実際の細かい作り込みはPhotoshopでやるので、とりあえず書き込みをしたい部分がはっきりわかるように。”しり”だの”背”だの前後もだいたいわかるように書いちゃう。

ひび割れや傷もだいたいの当たりで先に入れてるのでここでおかしいところは修正用のチェックを。
こういうのは最後にポストワークでもいいのだろうけど、今回はdispやbmpで立体的に表現したかったのでテクスチャベースで。
こうして3D上で書き込んだものをimgとして平面に書き出すとこうなるので、ここから仕上げに向けて作り込む。

で、出来た物をまたBlacksmith3Dに戻して貼付けて、いろいろな角度からチェック。納得いかないところや気付いた点を書き込んでまたPhotoshopに吐き出して、、、というのを数回繰り返して煮詰めていく。

こんな感じかな?というところまで出来上がったら、そこからbmp,dispのテクスチャも作成して立体感を出し、お試しレンダ。まつげのボリュームも足りなかったので、作成。
MayaさんのBall Joint Dollは、元々の造形が結構気に入ってるので、付属モーフで多少調整した程度。

ふむ。だいたいイメージ通りになったかな。
DCを使いたかったので、まずはPoserで立ち上げて着物のクロスシュミレーションを行う。
BJDの方に「襦袢」はついてるのだけど、子供のお人形遊びを考えたら下着だとちょっとおかしいかなと重い、hisayanさん作成の「BJD用着物」を使わせていただきました。
町娘っぽい感じと古びて色あせて、さらに水を含んで重いという印象を出すためにテクスチャーは作成。

LuxRenderを使うことを想定していたので、いったんDAZ STUDIOに送り込んでマテリアルを調整してからレンダ。
髪型はいろいろ当て比べてみて、HONEYさんの文楽人形の「娘」の髪を使わせていただきました。(テクスチャ、マテリアルはいじりました)

ここで気付いたんだけど、なんか着物がきっちりしすぎてるううううう(笑)
もともとDCの扱い下手な人でも、変に大きく崩れないように設定してあるのだと思います。が、打ち捨てられ流されたにしてはここまできっちりしてるのもなんか不自然。
もう一度クロスシュミレーション中の動きに変化をつけて、途中で手をあげたり足広げたり、角度を変えたり、ぐりんとまわしたり、胸元にプリミティブを埋め込んで動かしたりと、アクロバティックな動きを組み合わせてなんとか少々乱れを。。片肌脱ぎだとやりすぎなので、微妙に襟元を崩すのはなかなか難しい。

一応Luxrenderに流す前にDAZ STUDIOでもいくつかレンダしては見たのです。
川や池や水たまりなど、水辺を表現したシーンのアイテムは結構たくさん持っているので、いくつかマテリアルを変えたり透明度や色を変えたり、屈折や反射率を変えたり試してみたのですが、いまいちこういう半分水にしずめて半分浮いたような物体と組み合わせるとしっくりこなかった。(これは極端ですがw)
また、川岸や川底が目立つので、砂利のような雰囲気を出すのに手持ちの撮りためた素材写真から、シームレスマップとバンプマップを作って適当な形状に合わせて貼付けたものに、周囲に雑草各種をはやして部分的に表現。

透明な水の表現はやはりLuxREnderがきれい。でもやはり水面の雰囲気は物足りなかったので、そこは最後にPhotoshop Brushを駆使して調整しました。

途中でマテリアルやライティングの見直し再レンダも繰り返しましたが、納得いったところで15時間45分ほどレンダしたものを、今度はフィルムの種類や色調整別に10種類ぐらい書き出してみて比較し、一番イメージにちかいものを選別。フィルムの色温度やコントラストも結構違うので変えてみると雰囲気変わります。
ブルームとヴィネットで雰囲気を出してレンダを完了したものをPhotoshopで読み込んで細かい修正を加えて完了〜〜〜!

最初は被写界深度を設定してレンダしてましたが、桜の花びらがぼんやりしすぎるとなんだかわからなくなってもったいなかったので、深度は敢えて抜きました。

もう一つ出展したいところで、現在せっせこまたテクスチャから作り込み中(^^;)私が時間かかるのっていつもそこなんだよなあ(笑)

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