百鬼夜行に向けて(2)

Poser

そういや民俗学者といえば柳田国男氏の本は以前ちょっと見たけど南方熊楠氏のはまだ読んでない気がする。今度じっくり読んでみたいものだ。

民話や伝承といってもただのおとぎ話ではなく、その土地の歴史を知るのには非常に面白いと思う。

No2 絡新婦/女郎蜘蛛(じょろうぐも)

静岡、浄蓮の滝をはじめ各地に言い伝え有り。
齢を重ねた蜘蛛が人の形に変身できるようになったもの。その人間時の姿は非常に美しいそうな。
人を絡めとって食うというのはだいたい似ているが、中には男を誘って人気のないところへ行き、琵琶を奏でるというものもあった。女のうつくしさと琵琶の音の響きに夢うつつになったところを捉えられるらしい。美しいものには毒がある。。。江戸時代の浮世絵師、鳥山石燕画では体は着物の女性姿で手足が蜘蛛になってその先から子蜘蛛を出していたが、私のイメージではこうだったので。

顔:V3
髪:Long Hair Evolution(by Kozaburoさん)
体:Black Widow(by CP Free Item)

No3 小鬼/鬼子(こおに または おにこ など)

日本各地にある鬼伝説の小さい鬼、またはこどもの鬼。しょうきと読む場合もあり。
元は「陰(おぬ)」が由来で姿のみえないものを意味したらしい。このような形になったのは仏教思想の羅刹の姿が定着した模様。
ついやってみたくなった「鬼に金棒。。。

フィギュア:Mil.Kids-Preschooler
金棒:3D communeよりフリーアイテム

No4 滑瓢(ぬらりひょん)

ぬうりひょんともいうらしい。独特な頭の形状が定着しているが、これは江戸時代に創作されたという説もある。
夕方の忙しい時間帯にどことなく現れて、勝手に家にあがりこんで我が家であるかのごとくお茶を飲んだり煙草を吸っていたりする不思議な爺さん。

あまりの自然さからか家人もなぜかこの家の主人と思い込むようで追い出されないらしい。なんとも憎めない妖怪で個人的に非常に好きである。

ちなみに「妖怪の総大将」という位置づけは水木しげる氏が設定したもののようだ。

フィギュア:Mil.Kids Youngteens Luke3
着物:M3着流し(by hisayanさん)
着物テクスチャ(by Younissさん)
煙草セット:Kagami_mochiさん
湯のみ茶碗:zippoさん
背景:書院座敷小(by honeyさん)

ぬらりひょん作るだけで1日かかってしまったw
お気に入りの妖怪なので、ついついいじってしまうのだよね。

さて、次は何作ろうかのう。付喪神とか動物系もいれとかないとな。

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