群馬:日光白根山(丸沼高原)

03 関東国内群馬県

麓でぐずついた天気なら、さらに山に登ったら周囲は霧につつまれてどうせ見えないよ。。と諦めムードで戦場ヶ原でもぶらついて帰ろうと意見は傾きかけた。
しかし、わざわざ丸沼に宿をとったのも、この白根山のロープウェイであがってみたいという父の思いを叶えるため。またいつ来れるともわからないのに簡単にはあきらめきれん!

とりあえずロープウェイまで行って状況を見てから判断しよう。ということになり、乗り場で山頂に問い合わせてもらったところ「今現在、周囲の山も見えてるそうです」
そうれ時ぞ今!!
何度かスノボーでは来ていたものの、雪に覆われて道も樹木も覆い隠された白銀の世界とはまったく違う景色。へ〜〜、こんなんだったんだ。

山頂はちょうどシラネアオイが見頃。周辺の山々も遠くまで雪を冠った姿がよく見えました。

他にもかわいらしい高山植物があちこちで花を咲かせていました。

二荒山神社の脇からは登山道が伸びていて、本格的な山装備の人たちも結構いましたが、周辺を軽く回ってこられる散策路も整備されていたのでトレッキングスタート。
軽いと言ってもやはりそこそこのアップダウンがある山道なわけですが(笑)
入り口付近に伐採された枝がたくさんあったので、それぞれ手頃な馴染むものを杖として持つ。私は体力作りも兼ねて、太くて重くて身長ぐらいある金剛杖もどきをつかんだが、のちにこれが非常に役立った。

大きめの水溜りには何かの卵のようなものが。もしやクロサンショウウオってやつかな?
梅雨どまんなかだから、これからもまだ増水するのでしょう。

森にもいろいろあるし、今までにも渓谷やらハイキングコースやら歩いたけれど、ここの森は特に好き。
なんというか森林パワーがかなり強い気がします。立ってるだけで清々しく現れていく感じ。

特にこの大岩を見た時にはただならぬ神々しさを感じました。突如現れた別世界。

雨の後というのは、森の生命力がより輝いて見える気がする。

一周してる間にいつのまにやらだいぶ雲がかかってしまいました。山頂に到着した時にはもっと遠くまで綺麗に山々が見えてたんだけど。

鳥の声はかなりの種類で、野鳥の会に入ってた父に言わせるとなかなか聞けない鳥の声なども豊富だったというが、とにかく樹々が高いせいもあって姿はなかなか見えない。ヤマセミやらオオルリやらアカゲラ(キツツキ)やらもいたらしい。唯一姿を見せてくれた子。うーん、なんだろ。後で写真持って行って聞こう。

ここからまた山頂駅に向かって登る。この周辺スキーのコースとして見覚えがある地形がちらほら。
この花さっきと同じかと思ったら、よくみたら葉や花の中央が違うな。。

ほどよく運動したところで、ロープウェイ近くにある「天空の足湯」で一休み。

晴れてたら。。てか、さっきまではこんな感じの景色が広がってたが、山々を眺めながら足湯に浸れます。

ロープウェイを下りながら右手をみれば、今朝まで散歩してた丸沼と環湖荘が見下ろせました。

帰りがけになぜか父母がよりたがってた「金精峠」に立ち寄り。何があるというわけじゃないが、雪のため12〜5月くらいまで通行止めになるらしく、通れる時期が短い峠らしい。紅葉の時期はかなり混むようだ。

土日の一泊二日だったけど、とにかくよく歩き回った旅でした。

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