南岩手-紅葉づくし

02 東北国内岩手県

松川温泉の帰り、もうちょい南なら今が紅葉見頃ではないのか?と、高速を途中で降りて平泉近辺の紅葉巡りをしてきました。
まず最初に訪れたのが「中尊寺」。天気はいまいち冴えなかったのですがシーズン真っ盛りとあってすごい人出でした。

過去いろんな季節に何回も来た事あるけれど、一番すごかったかも(ーー;)でも昔京都の嵐山行ったときの方が身動きもままならなかったけど。。

結構傾斜のきつい坂道をえっちらおっちら登って行きます。団体客もかなり来ております。
最初の方は常緑樹が並んでいる為あまり紅葉はみえないのだけれど、坂を上りきった金色堂周辺はなかなか見事です。

また、ここ中尊寺では菊の展示会も行われていて、道の両側には盆栽や一本立ちの菊の秀作が並んでいます。小学生の部からあるんですねぇ。

本堂周辺も菊で埋め尽くされております。
がやがやの人ごみを抜け出し、おつぎは毛越寺へ。

池の周辺にもみじがあったかなぁと期待して行ったのですが、やはりありました!w
個人的には中尊寺よりこちらの紅葉の方が好きです。

真っ赤に色づいた紅葉もいいけれど、緑、黄色、オレンジとぼやけたように重なりあっているところが一番美しいように思う。

静かに広く横たわる水辺に映える紅葉というのはやっぱりいいもんですな。
ぐるりと一周まわると、裏山の方や鐘楼付近も色づいて目を楽しませてくれます。

「曲水の宴」に使われる小川もミニチュアの渓谷のようで、まったく優雅な遊びをしていたもんだと。

是非紅葉の時季には訪れてみて下さいませ。
せっかく来たんだからと名前は聞いていたがいったことのなかった「厳美渓」までついでに足を伸ばしてみることに。

近くには道の駅もあり、ここでやや遅いお昼をとりました。
道の駅って、その土地の物産が安く買えたり、郷土料理を安いお値段で食べさせてくれたり非常に便利でいいですよね。

一関市は「もちと湯の郷」ということで、「もち料理」のメニューが豊富にあります。つきたてのようにふんわりとろとろでよく伸びるお餅。
あんこ、くるみ、雑煮、いなり包み、菜の花、納豆、ネギ、ブルーベリー、えび、ごま、ずんだなどなど。。。
欲張りな私は8種類が一度に味わえるセットを注文!あまりにやわらかすぎてのどにつまりそうでした。

さて、厳美渓。

えー。。。。かなり観光地化されてますな。周辺はおみやげもの屋が立ち並び、呼び込みが声をはりあげております。なんか目の前に雰囲気とまったく合わないお城みたいなガラスのテーマパークみたいのあるし。
渓谷沿いに散策できるとばかり思っていたのですが、実際には散策できる範囲は非常に狭い。

おみやげ屋の立ち並ぶ大橋の両側と、やや下流にある吊り橋までの散策路がだいたい範囲らしい。
立ち入り禁止の綱が張り巡らされており、人がギュウギュウと固まってる感じでした。

ここの名物として「空飛ぶだんご」があります。
「かっこうだんご」という国道側にあるお店から籠だけつり下げられたロープが貼られており、渓流側の岩の上にある「拍子木」をコンコンして、中にお金を入れると、対岸からお団子とお茶のセットがダダダーと籠に乗って飛んでくるという仕組み。

食べもしないのに一目みようという観光客が周囲に群がってまして、見せ物のようになってました。(^^;)落ち着いて食えないだろと。。。

ちょっと厳美渓が期待していたものとはだいぶ雰囲気が違ったので、せっかくだからもうひとつの名所、「猊鼻渓」へも行ってみようと。
ここはインターのまったく逆方面で結構離れていたんですが、もしかしたらもうちょい紅葉狩り気分を味わえるかなと。
時間は刻々と過ぎ、夕闇が迫ってくる時刻。まぁ夕日の紅葉もいいんじゃないかと思ったのが甘かった。。。

猊鼻渓というのはちょっと特殊で「船下り」をしながら景色を楽しむところで、船にのらないとすぐそこの発着所付近までしか景色も見られない。
ちょうど4時過ぎで最終便がでてしまった後のため、発着所で指をくわえて眺めるだけに(;;)。苦労して来たのにね。

発着所付近はやはりおみやげ屋がたちならび、ばりばり観光地化されています。

季節によっては「こたつ船」や「花見船」などいろいろ出てるようなので、早めの時間にいきましょうねー。
とりあえず近辺の紅葉の名所と言われるところをまわってきました。

タイトルとURLをコピーしました