IT イット “それ”が見えたら、終わり

Horror

何となく不気味なホラー映画なんだろうなと思っていたので気に止めていなかったが、スティーブン・キング原作ということでちょいと興味が沸いた。

とりあえず最初顔の綺麗な子ばかり出てくるなと(笑)

ある大雨の日、病気がちな兄ビルが作ってくれた紙の船を浮かべて1人で外で遊んでいた幼いジョージーは、不気味なピエロと出会う。
それは恐怖の始まりだった。

それから10年後、ストレスの多い子供社会の中で、次々と怪しい人影や行方不明事件に奇怪な現象があちこちで勃発する。

弟のジョージーを雨の日に失ったビルはまだ諦めておらず、下水に落ちて流されたのではないかと見当をつけて友達を誘って下水探索へ出かける。

地味で特に目立たなそうな冴えない友達同士が組んで冒険するさまはスタンド・バイ・ミーを彷彿とさせる。
さらにそこに悪ガキ共のターゲットにされたいじめられっ子たちが次々と加わっていく。

多感な思春期の少年少女たちの友情と、仄かな恋愛と、困難と勇気と成長。

でもね、河原の石投げ合戦はまじ危ないからやめようね(′・ω・`)当たり所悪ければあっさり死ねるホントだよ。

あとね、血の誓いみたいのも衛生上というか病理学的にどんな危険が潜んでるかわからんからやめた方が良いと思うよ( ̄▽ ̄;)

作りはホラー映画なんだろうけど、ただ恐怖とパニックに陥るドタバタ中身ない系ではない。

とにかく謎が多く提示されていくので、ミステリーというかサスペンス要素も大きく、どういうことなんだろうと考えてしまう。

大人には見えない血塗れのバスルーム。でも掃除はできる謎。
焼け落ちて廃屋となった古い洋館。
どこでも登場する陰険で悪意に充ちたピエロ。
「みんなうかんでいるよ。フワフワ浮かんでる」
27年ごとに起こる無差別大量死の大事件。

最後に試されるのは何か!?

起承転結のしっかりしたストーリーで魅せる、、、という訳では無い。

伏線に見えた謎も全て最後に解消される、、という訳でもない。

それでも結構面白かった。
これ、宣伝ではホラー要素ばかり強調されてたけど、それもなんか違うよな〜という気がした。

しかしアメリカさんは、残虐で凶悪な狂った悪役ピエロ好きだよね。

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