(TV)ウォーキング・デッド8まで

Horror

結局Prime Video対象のシーズン8までを見終わりました (字幕版)
シーズン9も1話ごとの有料配信はされているんだけど、そこまで見たいかといわれると微妙な展開になってきているので。

やはりね、危惧してた通り序盤とはだいぶ違うものに変貌してしまいました!
もはやホラーでもヒューマンドラマでもなくバイオレンス系?

シーズン3以降急激にウォーカー大虐殺的な展開が一気に増えて、対ゾンビ戦が波を超えたところで、次に生き残りの対人間の争いが勃発。

以降はひたすら思想の違う集団同士が殺し合い、憎みあい、せっかくあれだけの大惨事を切り抜けてきた貴重な命が手を取り合って未来へ向かうどころかつぶしあい。
しかもそれはどんどんエスカレートして胸糞の悪さとえげつなさと非情さが際立ってくる。

そりゃね、意志を持たぬ本能だけの化け物よりも、あきらかな悪意や狡猾な知能をもった人間の方が怖いですよ。それはわかる。

でも、もはやウォーカーの存在意義は?
進みながらまるで雑草を刈るように簡単にバッサバッサ連続で倒され、何かというと人間に利用されて使い捨てされる哀れな雑魚キャラ。
。。。。別に悪魔でもマフィアでもカピバラでも(略)

ウォーカーもざくざく死ぬ(?)けれど、人間もざくざく死ぬ。
始めのころのように一人一人の死に尊厳を感じる深いストーリーがあまり感じられなくて、犬死といってもよいような、必然性のない無駄な死に方が続く。

リックはどんどんおかしくなっていくし、作戦も稚拙で詰めが甘く後々のことをろくに考えてないんじゃない?ばかなの?というのが多い。
正直それで成功すると思っているほうがおかしい。

あえて言えば懐かしのサンダーバードで「こいつらなんでこんな行き当たりばったりのめちゃくちゃな作戦実行しちゃうんだよw」という失敗フラグのたつあの感じ。

もちろんまったくつまらない、見てらんないというわけではないけれど、あ、でも見てらんないはあるな。
とにかくやり方次第ではもっとうまくできるはずなのに、わざわざリスクを自分たちであげまくってるようなイライラ感は増してくる。

シーズン7あたりでニーガン様ヌッ殺したい!と思った人は多いと思うが8終わるまでには「あれ?ひょっとしてニーガンって思ったより悪人じゃないかも。少なくとも確かに犠牲者は常に最小限に配慮してるよな」と気づくだろう。

え~~ぶっちゃけリックチームの方が、ほとんど感情で動いて無駄に殺生繰り返して、仲間にすればともに手を取り合って共存できそうな人たちまで問答無用でぶっ殺しまくってるよな。

自分たちの家族や愛する人たちさえ守れれば、他の人の生死なんてどうでもよいというのはお国柄的なあれか?
その無慈悲に殺した人たちにもそれぞれ愛する人や守りたい人がいて、それぞれ悲しみ苦しむ人たちがいるのに?

あいかわらずダリルたんの活躍は楽しみだし、最初はあまり好きじゃなかったキャロルがたくましく人間らしく育ってきたのは良いのだが、ストーリー的に言えばやはり農場編ぐらいまでが一番おもしろかった気がする。

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