フライト

Human Drama

さて、続けて「フライト

まずしょっぱなが、酒とドラッグとフルヌードといったところで、そういうアメリカンな娯楽映画なのかなとちょっと失望しました(^^;)

しかし、そこから続く、制御不能となった飛行機の墜落から不時着までの息詰まるような、航空事故の様子が非常に緊張感があり、一気にはらはらどきどきな展開になったのですが。。

あれ?序盤で一番のハイライトが終わっちゃったようだけど。。。?

宣伝などをみると、完全お手上げの墜落の大惨事を乗り越えるところが主題なのかなと感じていたのだが、実際にはメインは事故後の葛藤を描くヒューマンドラマですね。

多くの乗客の命を救えたのは彼の判断力と技術があったからこそ。墜落の直接の原因は彼ではない、予測不能な不可抗力で責めることはできない。。。

疑惑の目を向ける人々に最初は私も腹立たしさを覚えて、せっかく悪習を断って前にすすもうと思ってる人間を何故追い込むのだ?と憤りさえ覚えたのですが、話が進むにつれて事故そのものよりも心の闇、人間の弱さに焦点を当てた作品なのだなと納得がいった。

格好いい英雄というだけでは終わらない、非常に人間臭い映画でした。

フライト(デンゼル・ワシントン主演) [DVD]

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