近況報告(震災後18日目)

東日本大震災

早いものでもう3月も終わる。あの地震から2週間以上経過してるんですね。

洗面やシンク、トイレなどから水がどんどん溢れ放題になる夢を見た。

こりゃどうも情緒的な問題と関係ありそうだぞ。。と。てなわけで数日現実エスケープしておりました。ご心配おかけしてすいません(^^;)おまけに風邪気味で腹具合もおかしいし。
ちょろちょろ落ち着きなく動き回る性分なもので、このどこにも動けないという状況が相当こたえてるらしい。

電車もつながっていないのはもとより、水族館、動物園、美術館、博物館、映画館、スポーツクラブや寺社仏閣、歴史旧跡などもみんな被災してるから行くところもないわけで。
ひたすら情報に食らいついて家と徒歩圏内の買い物の日々にどよ~~んとしてきてしまいました。

うちは大丈夫だったとはいえ、気仙沼や石巻などは特に被害がひどくて、ほんのちょっと前に散歩して、ブログに嬉々としてアップしていた施設周辺などが無惨な様になってるのを見たり、津波が押し寄せてくる瞬間の映像なども、まさに歩いてたあの道が飲み込まれていく様子だったり。。。見慣れたとこだけにやはりショックはあります。

どうやって生活を維持して行くか?に必死だった頃に比べれば(現在もそういう状況のとこもありますし)、贅沢とも言えますね。

が、精神面の荒廃の恐ろしさも知ってる身であれば、落ちる前に自分の中でストップをかけてケアしておく自己防衛本能も働くというもので(汗)。

しかしべつに暗いことばかりではないんですよ。

うちはガスが関係ないオール電化の環境であるため、電気が復旧すると風呂も入れるようになった。

これはちょっと特殊な状況で、ほとんどのところは風呂はガスで沸かすところが多い。

いくつか浴場施設は開いたものの、時間限定で人数制限もあったり遠かったり長い時間並んだり、入っても待ちの人の為にせかされる気分になったり。。。特に小さいお子さんがいる家庭では困難もある。

と、いうわけで、周囲の限られた知人になるけれど、いつでも入りにおいでと声をかけ、実際何組かいれかわりたちかわり来ていたのですが、とある夫婦の奥さんが先日パンを焼いて持って来てくれました!

米がある程度入荷するようになってもパンはなかったんですよねえ。数量限定で売り出したパン屋の前には見つけた時には長蛇の列だったし(ーー;)

うちもパン焼き機というものが長い間しまい込まれていたので、小麦粉はないけれど米粉とイーストとベーキングパウダーがあったので焼いてみようとしたのですが。。。ピーとは言うがまったく動かない。だめじゃん、使わなすぎて壊れてる(;;)

と、いうことでこれは非常に嬉しい贈り物でした(^0^)ありがたく味わっていただいたよ。

また、宅急便が遅れるようになったと言っても営業所止めだったため(後でまとめますが現在は通常配達もあり)、親にも「今必要なものはほぼ揃っているし、取りに行くの面倒だから何も送らないでいいよ」と言ってあったのですが、心配していた関西の友人が「もうすでに買っちゃったから、無理に送りつけても迷惑かもしれませんが。。」とわざわざ物資を送って来てくれました!

感心するほどツボを押さえたこの品揃え! 特に何も言ってなかったんだけど、きっとニュースとか見て現地で不足してるものを調べたんだろね。
迷惑なんてことがあろうか!ありがたや~(ー人ー)

あ、これ見た他のみなさん、ほんと送らなくていいですよ(笑)でも、この心配りと気持ちが非常に嬉しかったのです。特に一番喜んだのは相方共々お菓子だったというオチもつきますが(爆)いやほんと、必需品でない分流通からもはずれたようで手に入らなかったのですよ。

また、乳製品がないので好きなカフェラテなどアレンジ系はまだないのですが、一部チェーンのカフェも開いてお茶することもできるようになりました。

食べ物もなく、ブレンド、アメリカン、エスプレッソしかメニューはなかったのですが、こういうほっとするゆとりの時間はやはり必要なんですね。ポーションミルクはあったんだけど、さすがに「砂糖無しでミルク2つ!」とは現状では言えなかったけど(^^;)

さらにさらに、路線はまだまだだけど仙台駅がようやく封鎖が解けて駅地下などが復活!

もう憧れのようになっていたケーキを本日食べることができました♡

やはり人間、ひたすら生命を維持することだけじゃなくて幸せを感じることのできる、楽しみというのも必要だなぁと。

こうしてだんだんと地震のダメージから立ち直りつつありますが、原発の方の被害はまだまだ先がみえませんね。
せっかく作った野菜や牛乳が廃棄され、水もそこにあるのに飲めなかったり現地の方々の苦難は並大抵ではないと思います。

特に風評被害による精神的ダメージの大きさも問題ですので、マスコミ関係には不安や危機感を煽る人々の注目を集める話題だけではなく、正しい知識と偏見を取り除くためのプログラムを考えていただきたいと願います。

以前はTVをつけても、最も状況がひどい地域のひどい状況ばかりショッキングに煽るばかりで、しかも家や家族を失った人々にマイクを向ける様子に正直嫌悪感を抱いていたのですが、最近ようやく地域の必要な情報や被災地の人々のがんばってる様子なども流されるようになりよくなって来たように思います。

ガンバレニッポン!!